仕事はつらいものというのは、あくまで「固定概念」

価値観・コラム

「仕事はつらいもの」そんな言葉を当たり前のように信じていた社会人1年目。毎朝、憂うつな気分で出勤し、ただ我慢しながら1日を乗り切ることが”働く”ということだと思っていた。

でも、数年経った今、僕の中のその考えは大きく変わった。仕事はただ我慢してお金を得るだけの手段ではなく、自分を表現し、成長し、人生を豊かにする可能性を秘めた「舞台」だった。

このブログでは、僕自身の経験をもとに、「仕事はつらいもの」という固定概念をどう乗り越えたのかをまとめた。もし今、働くことにしんどさを感じているなら、一度だけでも読み進めてみてほしい。あなたの仕事観が少しやわらかくなるきっかけになるかもしれない。

社会人になりたての頃の僕の考え

社会人になったばかりのころ、僕は「仕事はつらくて当たり前」「お金は我慢して得るもの」だと思っていた。毎朝決まった時間に家を出て、慣れない仕事に追われる日々。あの頃は、心と体をすり減らして得るものこそが『給料』だと信じていた。

上司や先輩に怒られながらも、とにかく必死に食らいついていくしかない。そう思っていたし、それが普通だと思っていた。でも、日々が苦しいだけで、自分が成長している実感もなく、「こんな毎日があと何年も続くのか」と考えると、正直しんどかった。

でも、それはただの固定概念だった。

「楽しく働く」という選択肢に気づくまで

もちろん、どんな仕事にも大変な部分はある。責任を持つこと、自分の役割を果たすこと、時には理不尽に思える場面もある。ただ、それ以上に「仕事を楽しむ」という選択肢があることに、少しずつ気づいていった。

きっかけは、小さな達成感だった。任された仕事を最後までやりきったとき、お客さんから「ありがとう」と言われたとき、チームで作り上げたものが評価されたとき。「あ、これって嬉しいな」と思った。その嬉しさが、自分の中の仕事に対する見方を少しずつ変えていった。

その感情をきっかけに、「どうしたらもっと楽しく働けるか」を考えるようになった。得意なことを活かせる仕事、尊敬できる人と働く環境、自分の工夫で改善できる余地があること。そういう視点で仕事を見ると、つらさの中に面白さややりがいが隠れていることに気づいた。これは、やらされる仕事から、自分が選びとる仕事へと変わっていく感覚だった。

僕にとっての「仕事」の意味

気づけば、「仕事=つらいもの」ではなくなっていた。今では「仕事=自分を成長させてくれる舞台」だと考えている。

誰かに褒められるとか、給料が上がるとか、目に見える成果ももちろんうれしい。でも、それ以上に「昨日より少しできるようになった」「苦手だったことを克服できた」といった小さな変化に、自分自身の成長を感じるようになった。仕事は自分と向き合い、少しずつ高めていくプロセスでもある。

たしかに、世の中には過酷な労働環境や理不尽な働き方がある。それを「楽しめ」とは言わない。だけど、もし今、「仕事はこういうもの」と決めつけているとしたら、その考えが自分の可能性を狭めているかもしれない。

仕事に正解はない。でも、「こうあるべき」という固定概念から自由になったとき、自分にとって本当に心地いい働き方が見えてくるんだと思う。

自分らしく働ける環境を選ぶ大切さ

僕自身、環境によって仕事への感じ方が大きく変わった経験がある。過去に、自分の意見がまったく通らない職場では、毎日がただの作業の繰り返しで、やりがいなんて感じられなかった。

でも、今の職場ではアイデアを出せばきちんと聞いてくれるし、ある程度挑戦もさせてくれる。そういう風土の中でこそ、人は自然と前向きに働けるんだと思う。

「働きやすさ」は仕事内容そのものよりも、環境や人間関係に大きく左右される。誰と働くか、どんな空気の中で働くか。それだけで仕事の楽しさはまったく違ってくる。職場を変える勇気を持つことは、自分の人生を大事にすることと同じだと思う。

「我慢=美徳」ではない

日本では昔から「石の上にも三年」とか「我慢が美徳」みたいな価値観が根強いけれど、僕はそこに縛られすぎないでほしいと思っている。

我慢することで得られる経験もあるけど、それが心や体を壊してしまうような我慢なら、何の意味もない。我慢することで「自分の可能性」を潰してしまっては、本末転倒だと思う。

「もっと頑張らないと」「辞めたら負けだ」そう思って、限界を超えてまで働いてしまう人が多い。でも、自分を大切にすることは、甘えでも逃げでもない。むしろそれは、前を向くための準備なんだと思う。

副業や自己発信がもたらす自由

僕は副業を始めたことで、自分のスキルや価値観を違う形で活かせる場所があることを知った。本業だけに縛られずに、自分のペースで働ける時間を作れたことで、精神的な安定も得られた。

ブログを書いたり、SNSで情報発信をしたり、小さな挑戦でも「やってみる」ことで、世界が広がっていく感覚がある。たとえそれがすぐにお金にならなくても、自分自身の表現の場を持てることが、仕事に対する見方を変えてくれた。

一つの会社だけに未来を預けるのではなく、自分の人生を自分で設計するための手段として、副業や発信はこれからもっと大切になっていくと感じている。

さらに、副業を通じて出会う人たちとの繋がりや、視野の広がりも大きな収穫だった。本業では得られない経験や価値観が、自分をより柔軟にしてくれたと思う。

小さな選択が人生を変える

「今の仕事がつらい」と思ったときに、「じゃあ何を変えられるか?」を考えることが大事だと思う。いきなり職場を変えるのは難しくても、通勤時間を見直す、昼休みに好きな音楽を聴く、副業を始めてみる、そういった小さな変化でも、自分の気持ちはずいぶん変わる。

環境は一気に変えられなくても、自分の行動や意識は少しずつ変えていける。自分に合った選択肢を一つひとつ拾い集めていくことが、よりよい働き方への第一歩になると思う。

まとめ:仕事の捉え方を柔軟にしてみる

「仕事はつらいもの」という考え方を手放すことは、働き方だけじゃなく、生き方そのものを変えるきっかけになる。

もし今、毎日がしんどいと感じているなら、それはあなたが弱いからじゃない。きっとどこかで「こうあるべき」に縛られているだけ。

少し視点を変えて、自分にとっての「心地よい働き方」を探してみると、意外とすぐそばにヒントがあるかもしれない。

人生の大半は「働く時間」だからこそ、その時間をどう過ごすかが人生そのものをつくる。固定概念を手放して、自分にとっての最適な働き方を、これからも模索していきたい。

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