ー株式投資の黄金ルール「長期・積立・分散」ー
はじめに|暴落でも大丈夫!安心してください。
最近のニュースで「トランプショック」という言葉を見かけるようになりました。選挙関連の発言や世界的な経済の不安から、株価が大きく下がったことで、SNSや投資系メディアもざわついています。
実際に証券口座を開いてみると、評価額がマイナス。今までコツコツ積み立ててきた資産が減っている…そんな現実に、心がザワザワする人も多いと思います。私もその一人です。
でも、結論から言えば、私たちのようなインデックス投資を続けているサラリーマン投資家は、まったく心配する必要はありません。
この不安定な相場の中でも、「何も変えず、いつも通り」で大丈夫なんです。
繰り返し言います。いつも通りで大丈夫です!
落ち着いて!長期投資の王道「ドルコスト平均法」
私たちが毎月積み立てているのは、NISA口座などを通じた「インデックスファンド」中でも、
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
などは、特に人気の高い投資先です。
これらの商品に「毎月決まった金額を積み立てる」方法をドルコスト平均法といいます。
ドルコスト平均法の良いところは、株価が上がっても下がっても、コツコツ積み立て続けることで“平均購入価格”を安定させられる点。
今のように株価が下がっているときは、同じ金額でも多くの口数が買えるので、むしろ将来の利益につながりやすくなるという面もあります。
株価は“下がること”が前提。だけど、ちゃんと戻ってきている
過去を振り返ってみると、世界の株式市場は何度も大きな暴落を経験してきました。
- 2000年:ITバブル崩壊
- 2008年:リーマンショック
- 2020年:コロナショック
- そして今回の「トランプショック」
一時的に株価が大きく下がっても、そのたびに市場は回復してきたという事実があります。
過去のS&P500チャートを見てみると…
出典例:「出典:S&P500指数の価格推移データは、Yahoo!ファイナンス(米国株)より取得しました。」
米国の代表的な株価指数「S&P500」は、こんな推移を見せています。
- リーマンショック前(2007年):約1,500ポイント
- 暴落時(2009年):約700ポイントまで下落
- その後、2023年には4,000ポイント以上に成長
出典:S&P500指数(Yahoo!ファイナンス 米国株)
つまり、**時間を味方にすれば、暴落も“ただの通過点”**になるということ。
また、全世界に分散投資できる「オルカン(全世界株式)」も同様。世界経済全体の成長に連動しているので、短期的には下がっても、長期的には成長してきた実績があります。
投資信託協会のデータによれば、過去20年間で世界株式は年平均5%以上のリターンを記録(※) 参考:投資信託協会「投資信託の基礎知識」
売らないことが最大のリスクヘッジ
評価額がマイナスになると「今すぐ売った方がいいのかな…」という気持ちになるかもしれません。
でも、ここで焦って売ってしまうと、**実際に“損失を確定させてしまう”**ことになります。
インデックス投資の基本は、「長期・積立・分散」
- 市場が下がってもコツコツ買い続ける
- 安く買えた口数が、将来の利益を生む
- 数十年後に振り返れば、あの下落が“むしろチャンス”だったと気づく
売らない限りは損失にはなりません。そして時間が経てば、市場は戻ってくるというのが歴史の答えです。
投資を始めているだけで、すでにすごいこと
ここまで読んで、「でも不安は消えない…」という気持ちも、もちろんわかります。
私も口座を開いて、含み損を見て、何度も不安になりました。けれど、街を歩いてみてください。
- コンビニで新しいスイーツを買っている人
- 公園で元気に遊ぶ子どもたち
- ランチに並ぶサラリーマンやOL
経済ニュースは揺れていても、私たちの日常は、何も変わっていません。
そして、そんな中で毎月1万円でも、3万円でも、10万円でも、未来の自分や家族のためにコツコツ投資しているあなたは、本当にすごい。
誰もができることではありません。
投資額の大小じゃないんです。続けていることが何より価値あることです。
毎月いくら投資してる人が多い?
実際に、つみたてNISAを活用している人たちは、どれくらいの金額を積み立てているのでしょうか。
毎月の積立額 | 割合(2023年金融庁調査) |
---|---|
1万円未満 | 約20% |
1万円〜3万円 | 約60% |
3万円〜5万円 | 約15% |
5万円以上 | 約5% |
出典:金融庁「つみたてNISAの利用状況(2023年)」
つまり、大多数の人が“月1〜3万円”の範囲で投資を続けていることがわかります。
決して無理しているわけではなく、生活に支障のない範囲で続けている人がほとんど。だからこそ、私たちも「自分のペースでコツコツ」が大事なんです。
まとめ:コツコツ、いつも通りでOK!
- 株価の下落は、投資をしていれば避けられない
- ドルコスト平均法で積み立てることで、下落局面でもチャンスに変わる
- 歴史を振り返れば、暴落は何度も乗り越えてきた
- 売らずに持ち続けることが、将来の利益につながる
焦らず、慌てず、周りに流されず。
「いつも通り」で、十分です。
これからも、無理のない範囲で、自分たちのペースで積み立てていきましょう!
最後に…
※本記事は特定の投資商品を推奨するものではありません。投資にはリスクがあります。内容をよく理解し、ご自身の判断で行ってください。
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