【節税】貯金だけじゃ不安な時代に読む話 【iDeCo編】

資産運用

ーiDeCoでガッチリ守る資産づくりー

はじめに|将来の安心は“今”からつくる

「年金って本当に足りるのか不安」
「子どもが巣立った後の生活、ちゃんとやっていけるか不安」

そんなこと、ふと頭によぎることありませんか?

20代・30代の子育て世代は、日々の生活や教育費でいっぱいいっぱい。でも、将来の自分たちの生活についても、少しずつ備えていきたいですよね。

そこで知っておきたいのが、「iDeCo(イデコ)」という制度。名前は聞いたことがあるけど、「結局なに?」という方も多いはず。この記事では、iDeCoのしくみやメリット、節税効果まで、わかりやすくまとめてみました。

iDeCoってなに?ざっくり説明すると…

iDeCoは、個人型確定拠出年金という制度のこと。
簡単にいうと、「自分で作る、将来のための私的年金」です。

毎月決まった金額を積み立てて、自分で選んだ投資信託などで運用し、60歳以降に年金や一時金として受け取る仕組みです。

ポイントは3つの“節税メリット”

iDeCoの最大の魅力は、節税になること!

  1. 掛金が全額所得控除
    → 毎月払っている掛金が、まるっと税金の計算から差し引かれます!
  2. 運用益が非課税
    → 投資で増えた利益にも税金がかかりません(通常は約20%)
  3. 受け取り時も控除あり
    → 60歳以降に年金や一時金で受け取るときも税金の優遇があります

つまり、「積立時」「運用中」「受け取り時」すべてで税金の優遇があるという、かなりお得な制度なんです。

どれくらい積み立てできるの?(職業別一覧)

iDeCoは誰でも自由にいくらでも積み立てられるわけではなく、職業によって毎月の掛金の上限が決まっています。

職業・立場 月の上限額 年の上限額
公務員 12,000円 144,000円
会社員(企業年金あり) 12,000円 144,000円
会社員(企業年金なし) 23,000円 276,000円
自営業(国民年金のみ) 68,000円 816,000円
専業主婦(主夫)・パート等 23,000円 276,000円

なお、iDeCoの最小の積立金額は**月5,000円〜(1,000円単位)**です。家計の状況に合わせて無理なく始められるのも大きなメリットですね。

iDeCoでどれくらい“節税”できる?職業別にシミュレーション!

ここでは、iDeCoを利用した場合に「どれだけ税金が軽くなるのか?」を、職業ごとに試算してみました。

【シミュレーション条件】

  • 年収:職業ごとの平均的な想定
  • 掛金:各職業の上限額で計算
  • 所得税率+住民税率=20%で試算
職業 年収想定 月額掛金 年額掛金 年間節税額
公務員 500万円 12,000円 144,000円 約28,800円
会社員(年金あり) 500万円 12,000円 144,000円 約28,800円
会社員(年金なし) 500万円 23,000円 276,000円 約55,200円
自営業 400万円 68,000円 816,000円 約163,200円

掛金 × (所得税率+住民税率)で節税額が決まります。 例:144,000円 × 20% = 約28,800円の節税!

節税額だけでも、年間で大きな違いが出てくることがわかりますね。

2024年に変わったiDeCoの制度、ここもチェック!

iDeCoは近年制度がどんどん変化しています。2024年には、以下のような変更がありました。

  • 受け取り開始年齢の上限が75歳に延長(以前は70歳)
    → 自分のライフプランに合わせて、受け取り時期をより柔軟に選べるように!
  • 加入可能年齢も65歳までに延長(公務員や会社員の場合)
    → 働く期間が長くなっても、しっかり積み立てを継続できます

注意点もチェック!始める前に知っておきたいこと

iDeCoはお得な制度ですが、注意すべき点もあります。始める前にチェックしておきましょう。

60歳まで引き出せない

最大のデメリットはここ。原則として60歳になるまでお金を引き出すことができません。
そのため、「将来のために使うお金」として、生活資金とは分けて考えることが必要です。

手数料がかかる

金融機関によっては、口座管理に月100〜400円ほどの手数料が発生します。ただし、ネット証券などでは無料〜低コストに抑えられているところもあります。

元本保証ではない

iDeCoで選べる商品は、定期預金・保険・投資信託などさまざま。投資信託を選ぶ場合は、元本割れのリスクもあることを理解しておきましょう。

初心者におすすめの商品&証券口座

投資初心者さんには、インデックス型の投資信託がやはり大人気。以下のような商品がiDeCoでも選べます。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
    → 世界中の株に分散投資できて、これ1本でOK!
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
    → 米国の代表企業500社に投資。長期で安定した実績あり。

また、iDeCoの取り扱いがあるおすすめの証券会社はこちら:

  • 楽天証券(楽天ポイントも貯まる!)
  • SBI証券(取扱商品が豊富)
  • マネックス証券(運用シミュレーションが充実)

まとめ:未来の自分のために、少しずつ備えていこう

子育て中は何かとお金がかかるし、正直「老後なんてまだ先」と思いがち。
でも、「今ちょっとだけ頑張ることで、将来の安心につながる」のがiDeCoの良さです。

✔ 月5,000円からOK
✔ 節税で家計にもプラス
✔ 自分たちの未来を、自分たちで準備できる

無理のない範囲で、できるところからはじめていきましょう!

最後に…

※本記事は特定の金融商品や投資方法を推奨するものではありません。iDeCoには元本割れのリスクや制限もあるため、内容をご理解の上、ご自身の判断でご利用ください。

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