新卒社会人へ。GWにこそ伝えたいこと
4月に社会に出て、初めてのゴールデンウィーク。あっという間だったと思う。周りのことを覚えるだけで精一杯で、1ヶ月経った今、ようやく少しだけ深呼吸できるようになった人もいるかもしれない。
そして、これからやってくるのが「5月病」。
4月は慣れない環境でアドレナリンが出ているから乗り切れるけど、GWで少し立ち止まった瞬間に、急に不安が押し寄せることもある。あれ、思ってた社会人生活と違うかも。もっと自分はできると思ってたのに。あの先輩怖いな。朝がつらいな。会社に行きたくないな。
そんな気持ち、全部普通のこと。むしろ、感じられてるだけで心がちゃんと反応してる証拠。
勢いのまま突っ走るのもアリ
僕自身はというと、勢いで駆け抜けたタイプ。正直、周りが見えてなかった。でもそのおかげで余計なことを考えずにやってこれた部分もある。がむしゃらにやってみる。失敗したら謝って、次うまくやればいい。
新人って、まだ何者でもない。だから何者にでもなれる。
完璧じゃなくていい。ミスしてもいい。でもその分、やる気と元気だけは忘れずにいよう。やる気があるだけで、周りからの期待値が変わってくる。仕事も任せてもらえるようになる。
ただし、これは「余裕がある人」に限る。今すでに限界ギリギリなら、止まる勇気を持った方がいい。
もしかして、限界近くない?
勢いよく走れるのは健康で元気があるときだけ。今はまだ大丈夫でも、実はもう心が擦り切れている人もいるかもしれない。ストレスや不安って、ある日突然爆発するわけじゃない。少しずつ積み重なって、ある朝「会社に行けない」ってなる。
そんな風になる前に、一度立ち止まって、自分の今の気持ちを確認してみてほしい。このGWがそのチャンスだ。
「しんどいな」と思っていたら、それは自分からのサイン。見逃さないであげてほしい。
「怒られた」「しんどい」ときに知っておいてほしいこと
社会に出ると「怒られる」「できない自分を突きつけられる」ことは想像以上にしんどい。特に、新卒の頃って何もわからない状態から始まるから、普通にしてるつもりでも注意されるし、先輩の「空気」に押しつぶされそうになることもある。
「こんなに怒られてばかりで自分はダメなんじゃないか」「あの先輩にまた話しかけられたら嫌だな」「朝起きるのが怖い」そう思ったことがあるなら、それは全然不思議なことじゃない。
社会に出たての頃は、うまくできないことが当たり前。むしろ、ミスしない方が不自然なくらい。失敗のたびに自分を責めないで。その経験は全部、後で必ず「役に立つ」ときがくる。
心を整える方法、いくつかあるよ
GWという一息つけるタイミングだからこそ、少しだけでも自分の心を整えてほしい。
僕がやってよかったと思う方法をいくつか紹介するね。
- スマホから離れる時間をつくる
- 自然にふれる・散歩する
- 友人や会社の同期との愚痴
どれもすぐにできることだし、お金もかからない。特に「自然にふれる・散歩する」は本当におすすめ。会社のことを忘れて脳がリフレッシュして、頭の中がスッキリする。
「辞める」ことを選んでもいい
僕は「辞める」という選択を否定しない。社会に出てすぐ辞めたら負けとか、根性がないとか、そんなことない。実際、新卒1年目で辞めてもそのあと活躍してる人はたくさんいる。
厚労省の調査でも、新卒3年以内に辞める人の割合は昔からほぼ変わってない。最近の若者だけが辞めてるわけじゃない。
▼厚生労働省『新規学卒就職者の離職状況』(令和5年) 高卒:約36%/大卒:約32%(3年以内の離職率)
自分を守るために「辞める」と決めるのは、立派な決断だと思う。自分の人生に責任を持ってる証拠。
社会人生活の本質ってなんだろう
僕が思う社会人生活の本質は、「いかに自分らしく働き続けられるか」ってこと。
周りに合わせすぎて自分を見失うより、自分のやりたいことやペースを大切にして、長く続けられる環境を自分でつくる。
頑張ることは素晴らしい。でも、頑張りすぎて壊れたら意味がない。
続けること。そのために、自分に優しくしてあげること。それが一番大事。
最後に
今のあなたは、まだ何者でもない。でも、だからこそ可能性に満ちている。
このGWをきっかけに、自分の気持ちを少しだけ整理して、また一歩前に進んでみてほしい。
大丈夫。あなたはあなたのままでいい。僕もがんばる。
コメント