健康は最高の節約術

節約って聞くと、まず「食費を減らす」とか「外食をやめる」とか、そんなイメージが浮かびがち。毎日カップ麺や特売の割引弁当ばかり食べてたらどうなる？確かにその瞬間はお金を浮かせられるけど、長い目で見たら損するかもしれない。

安く済ませたつもりが高くつく

例えば、朝ごはん抜き、昼はスーパーの300円弁当、夜はカップラーメン。栄養バランスもへったくれもない。これを続けていると、体の調子はどんどん悪くなっていく。疲れやすい、風邪をひきやすい、肌荒れする…。そうやって体のサインを無視してると、いつか病院送りになってしまう。

実際に僕の知り合いでも、節約のために食費を極端に削って、倒れて入院した人がいる。手術や通院にかかるお金、時間、そして家族への負担…。そうなってから気づいても遅い。

節約っていうのは、今だけじゃなくて、未来のことも考えるべき。だから、体に悪い食生活は「節約」じゃなくて、ただの「先送りされた出費」なんだよね。

入院・手術でかかるお金ってどれくらい？

じゃあ、実際に入院や手術をしたら、どれくらいのお金がかかるのか。具体的な数字を見てみよう。

• 入院費用の平均：1日あたりの自己負担額は約20,700円。平均入院日数は17.7日だから、トータルで約36万6,390円になる。​

• 手術費用の例：例えば、子宮筋腫の腹腔鏡下手術では、6～8日の入院で自己負担額が約28万円。​

• その他の費用：差額ベッド代や食事代、交通費なども加わると、さらに数万円は必要になる。

これらの費用は、高額療養費制度を利用しても、一定の自己負担が発生する。しかも、入院中は働けないから、収入も減る可能性がある。つまり、健康を損なうと、支出が増えるだけでなく、収入も減るというダブルパンチになるんだ。

心の健康も忘れちゃいけない

もうひとつ気をつけたいのは、精神的な部分。節約しすぎると、「遊び＝浪費」みたいに考えるようになって、どこにも行かなくなる。公園に行くのすら「ガソリン代が…」とか考え出す。

人間、外の空気を吸って、人と話したり、季節を感じたりすることが、すごく大事なんだよね。引きこもってばかりいると、考え方が内向きになって、どんどんネガティブになる。ストレスもたまりやすくなるし、夫婦関係や子育てにも影響してくる。

ときには「お金が多少かかっても、外出する」っていう判断が、心の健康のためにはすごく重要。楽しい時間やリラックスできる時間にお金を使うことは、浪費じゃない。むしろ、それこそが「生活を守るための投資」だと思う。

節約と社会とのつながり

特に新婚の頃って、生活費をどう分けるかとか、家事の分担をどうするかって、いろいろ悩む。でも、そういう時に他の人の考え方を知ることってすごく大切。親しい友達や、近所の人とちょっと話すだけでも、自分の中のモヤモヤが整理されたりする。

自分の価値観だけに固執してしまうと、だんだん視野が狭くなっていく。夫婦で意見が食い違ったときに、「でも普通はこうするよね」みたいな共通の基準がないと、うまく話し合えなくなっちゃう。

あと、地域の人との関わりも大事。ご近所さんとのちょっとした会話や、子ども同士のつながりが、日々の安心や楽しさにつながっていく。節約のために外に出るのをやめてしまうと、こういうつながりも失われがち。

結局、健康が一番おトク

お金って、使い方を間違えると、豊かになるどころか、どんどん自分を苦しめるものになってしまう。でも、体と心の健康を大事にすることで、生活はもっと楽しくなる。毎日をイキイキと過ごすためには、ちゃんと食べて、ちゃんと動いて、ちゃんと笑うことが大事。

「健康は最高の節約術」って言葉、あながち冗談じゃない。医療費を減らせるだけじゃなくて、毎日のパフォーマンスも上がる。仕事も家事も育児も、元気じゃないと何も始まらない。

だから、栄養バランスのとれた食事をとること、たまには友達と外食したり、家族と遊びに出かけたりすること。これらは「節約の敵」じゃなくて、「節約の味方」なんだよ。

無理なく、ほどよく、楽しく節約しよう

光熱費を抑える、サブスクを見直す、ポイントを賢く使う…そういうテクニックも大切。でも、やりすぎると「節約のために生きてる」みたいな状態になってしまう。それじゃ本末転倒。

節約の目的って、本当は「自分と家族が幸せに暮らすため」のはず。ならば、健康を犠牲にする節約はNGだし、人とのつながりを断ち切る節約もNG。やりすぎは、自分の首をしめるだけになってしまう。

たとえば、スーパーで安い野菜をまとめ買いして、冷凍しておけば栄養もキープできるしコスパもいい。無理して毎日自炊する必要はないけど、たまに作り置きしておくと、健康的で財布にも優しい。

それに、歩いていける距離の公園にお弁当持って行くだけでも、リフレッシュできるし子どもも喜ぶ。こういう小さな楽しみを生活に組み込むだけで、気持ちにも余裕ができる。

まとめ：健康があるから、節約も楽しくなる

お金の不安を減らすために節約をする。でも、そのせいで健康を崩して、病院代がかさみ、心も疲れてしまったら元も子もない。節約って、実は「健康」がベースにあってこそ成り立つものなんだよね。

風邪ひとつで家事が回らなくなるし、子どもにうつしたら余計に手間もお金もかかる。だからこそ、食べ物にはちゃんと気をつけて、体を壊さない暮らし方を意識する。たまには甘いものを食べたり、美味しい外食をして気分転換することも、すごく大切。

「安く生きる」じゃなくて、「楽しく生きる」ための節約。それができれば、結果的にお金も健康も、家族の笑顔もちゃんと守れる。