食費を節約したい、時間も節約したい、でもQOL(生活の質)は落としたくない。 そんなわがままを全部叶えてくれたのが、「週に1回のまとめ買い」だった。
僕はここ2年ほど、買い物は原則週1回だけにしていて、食材の管理や作り置きのスタイルも定着してきた。今回はその生活スタイルについて、主観たっぷりに紹介したい。
週1回の買い物は、最初にリストを作ることから始まる
まず、週末(土日どちらか)に1週間分の買い物リストを作る。これは冷蔵庫を見ながら、頭の中で1週間の献立をざっくりイメージして書く感じ。
「月曜は野菜炒めとみそ汁、火曜は豚丼とサラダ…」みたいにメインだけでも考えておくと、買い忘れや無駄買いが減る。
そして買い物はまとめて1回で済ませる。無駄遣い防止のために、支払いはもちろんクレカ(ポイント還元も忘れずに)!
これでまず「買い物に行く手間」が1/7になる。これはかなり大きい。
買い物に行かない日が続くと、時間も気力も残る
買い物って、意外と時間と体力を使う。 スーパーに行って、カゴを押して、あれこれ選んで、レジに並んで、荷物を運んで帰る…。 これを毎日やっていたら、そりゃあ疲れる。
でも週1回なら、気力も時間もかなり浮く。その分でゆっくりお茶を飲んだり、家族と過ごしたり、読書したり。心に余裕ができた。
作り置きでさらに“迷わない暮らし”を
買い物を週1にしたら、お弁当の作り置きも一緒にするのがオススメ。
週末にご飯とおかずをまとめて作って、冷凍保存しておくと、平日は詰めるだけ。朝がめちゃくちゃ楽になる。
たとえば:
- おにぎり:ラップに包んで冷凍
- おかず:鶏の照り焼き、卵焼き、ほうれん草のおひたし、ウインナーなどを小分け
- 汁物:味噌玉にして保存
「明日のお弁当どうしよう…」と悩む時間がゼロになる。
作り置きの献立パターンは“3色”を意識する
作り置きをする時に僕が意識してるのは、「茶・赤・緑」の3色を1セットにすること。 これは栄養バランスにも見た目にも効果的で、毎日のお弁当がちょっと楽しくなる。
例えばある週の作り置きだと:
- 茶:ひじきの煮物、鶏そぼろ、きんぴらごぼう
- 赤:ミニトマト、人参しりしり、ウインナー
- 緑:ほうれん草のナムル、ブロッコリー、いんげんの胡麻和え
これをジップロックやタッパーに分けて保存しておけば、組み合わせを変えるだけで飽きずに1週間過ごせる。 冷凍できるものと、冷蔵で持つものを分けておくと、衛生的にも安心。
作り置き×フリージングのテクニック
僕は作り置きの時に、フリーザーバッグを多用してる。 空気を抜いて冷凍すると、かさばらず保存できるし、解凍も早い。
おすすめの冷凍メニュー:
- 鶏むね肉の照り焼き:焼いて冷凍。レンチン1分でOK
- 炒め野菜ミックス:玉ねぎ・ピーマン・人参を刻んで冷凍
- ご飯は1食ずつラップに包んで冷凍→お弁当にも使える
こうしておくと、「疲れててもとりあえず何かある」安心感がすごい。 時間もお金もかからないし、冷凍庫を見るのが楽しみになる。
まとめ買いの失敗を防ぐ3つのコツ
最初からうまくいくとは限らない。僕たちも最初は「野菜を腐らせた」「冷蔵庫がパンパン」なんて失敗もあった。
そこで意識するようになったのがこの3つ:
- “量”より“使い切れるか”を重視する
- 「生鮮は前半、冷凍は後半」ルール
- おやつ・調味料も在庫チェック
これを意識するだけで、買い物の精度が一気に上がる。
節約とQOLは矛盾しない
節約というと、「我慢すること」と思われがちだけど、実は全然逆だった。 先に考えておくことで、“余計な決断”をしなくて済む。 そのおかげで、気持ちに余裕ができて、結果的に幸福度も上がった。
人間は、1日に使える意思決定の回数に限りがあるらしい。 献立を決める、買い物に行く、何を作るか迷う――これ全部、脳のエネルギーを使ってる。 でもまとめ買い+作り置きなら、「週末にまとめて決めておく」ことで、平日の脳みそを節約できる。
そのぶん子どもと遊ぶ時間が増えたり、読書ができたり、夫婦でお茶する余裕が生まれた。
QOLが上がったから、節約が“続く”ようになった
一番の変化はここかもしれない。 節約って、「楽しくない」と絶対に続かない。でもこのスタイルは、家事も減って、お金も減らなくて、しかも気分もいい。
「また1週間が始まるなあ」じゃなくて、 「お、今週もいい感じに回せそう」って思えるようになった。 これってたぶん、“心の節約”でもある。
最後に:まとめ買いは、“生活を整える習慣”だった
ただの買い物ルールだと思って始めたけど、 気づけば僕にとって「時間・お金・心のゆとり」をつくる、生活習慣そのものになっていた。
忙しい人ほど、一度試してみてほしい。 節約と時短とQOL、全部を一気に叶えてくれる“まとめ買い”、本当におすすめ。
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